北田尚輝 全日本選手権男子ビーチフラッグス優勝記念インタビュー(1)−3

「北田尚輝優勝インタビュー(2)」はこちら

≪前へ 次へ≫


■2年インカレ3位、全日本4位

――2年生時のインカレ(全日本学生選手権)3位に入るまでの時点で、「特別なことはして来なかった」とお話ししてましたが、“これだけは誰にも負けずにやって来た”といった努力とかも無かったのですか??例えば毎朝4時に起きて近所の公園の砂場で練習は欠かさなかったとか…。

「特に印象に残るようなことはしていませんでしたね。夏、時間があったら少し先輩とやったりしただけです(笑)」



――へえ…そうなんだ。すごいなあ。。

「本当に去年のインカレはたまたまですね(笑)」



――たまたまでインカレ3位は想像し難い!!

「確かに何かあったかもしれませんが、何も覚えてないということは、とりわけ強い意識をしていたということは何もなかったということですかね(笑)。あ、でもインカレ合宿(2泊3日)で国士舘の方と合同でビーチフラッグスの練習をやりまくったのは覚えてます。

大学2年(三浦2年目)当時。1年目とは別人の顔つきだ。


――(翌10月の)全日本の4位の時も?

「去年のインカレから去年の全日本までもとりわけ何かを意識していたことはなかったですね。とりあえず、速くなるにはどうしたらいいかなあみたいなことを考えて何となくやってました。ただ、インカレ前と違うのは他浜の方と練習を全日本前に1,2回やったことですね」



――ちなみに昨年インカレ3位の映像を拝見したのですが、4→3人に絞られたレース(1:49)では諦めない姿勢を、そして3→2のレース(2:01)では、油断したのでは?



「4人→3人のときは隣が学生チャンピオンの方だったので、やれることをやろうと思ってました。3人→2人のときは油断も少しはあったと思いますが、試合の経験不足ですね。体入れて守りつつフラッグとれば、取られないと思っていたのですが、順天の4年生の方の技術の前では無意味でした(笑)。後は、その当時は怖くてフラッグに飛び込めなかったというのもありました」



■当時の練習ペース

――では、確認させて頂くと、2年の夏までの練習ペースは(学校or三浦の)海練のある浜での自主練習と、平日は?

「(三浦での)海練は月2-4回日曜にあります。2年の夏までは平日はやってないです。学校の練習は月1回土曜日に海練が、平日は週2回に体育館での陸トレです」



――海練も頻度は普通なんですね。ところで、陸トレはキツいですか?

「キツイ時が多いですね(笑)。特にきついのがシャトルランです。決まった回数でやることが多かったですが、量が多かったですね(笑)」



――具体的に回数と量は?

「あまり覚えてませんが、20メートルの距離を、音でいうと100回程度の音の速さ(※)で片道80-100本くらいですね」

※参考URL
https://www.youtube.com/watch?v=7h20reZDDqg&t=49s
https://www.youtube.com/watch?v=_YPQtxnQTN0



――凄い…週2回でも嫌です(苦笑)。ところで、杏林はスイム練習は無いのですか?

「大学にプールがないので、毎週は泳がないですね。月2回ぐらい、公営プール等で泳ぐ感じです」



――水トレは場所の確保に苦労している大学が少なくないみたいですしね。推測するに、杏林(保健学部)は勉強や実習が忙しいから、週2回でもけっこうハードに感じるのでは?

「自分の中ではハードと思っても嫌だとは思いませんね。追い込むの好きだったんで(笑)」



――おお…偉いなあ。



<次ページ>
「2年秋以降、トップ選手との練習増える」



≪前へ 次へ≫

「北田尚輝優勝インタビュー(2)」はこちら