北田尚輝 全日本選手権男子ビーチフラッグス優勝記念インタビュー(1)−3
――(翌10月の)全日本の4位の時も? 「去年のインカレから去年の全日本までもとりわけ何かを意識していたことはなかったですね。とりあえず、速くなるにはどうしたらいいかなあみたいなことを考えて何となくやってました。ただ、インカレ前と違うのは他浜の方と練習を全日本前に1,2回やったことですね」 ――ちなみに昨年インカレ3位の映像を拝見したのですが、4→3人に絞られたレース(1:49)では諦めない姿勢を、そして3→2のレース(2:01)では、油断したのでは? 「4人→3人のときは隣が学生チャンピオンの方だったので、やれることをやろうと思ってました。3人→2人のときは油断も少しはあったと思いますが、試合の経験不足ですね。体入れて守りつつフラッグとれば、取られないと思っていたのですが、順天の4年生の方の技術の前では無意味でした(笑)。後は、その当時は怖くてフラッグに飛び込めなかったというのもありました」 ■当時の練習ペース ――では、確認させて頂くと、2年の夏までの練習ペースは(学校or三浦の)海練のある浜での自主練習と、平日は? 「(三浦での)海練は月2-4回日曜にあります。2年の夏までは平日はやってないです。学校の練習は月1回土曜日に海練が、平日は週2回に体育館での陸トレです」 ――海練も頻度は普通なんですね。ところで、陸トレはキツいですか? 「キツイ時が多いですね(笑)。特にきついのがシャトルランです。決まった回数でやることが多かったですが、量が多かったですね(笑)」 ――具体的に回数と量は? 「あまり覚えてませんが、20メートルの距離を、音でいうと100回程度の音の速さ(※)で片道80-100本くらいですね」 ※参考URL https://www.youtube.com/watch?v=7h20reZDDqg&t=49s https://www.youtube.com/watch?v=_YPQtxnQTN0 ――凄い…週2回でも嫌です(苦笑)。ところで、杏林はスイム練習は無いのですか? 「大学にプールがないので、毎週は泳がないですね。月2回ぐらい、公営プール等で泳ぐ感じです」 ――水トレは場所の確保に苦労している大学が少なくないみたいですしね。推測するに、杏林(保健学部)は勉強や実習が忙しいから、週2回でもけっこうハードに感じるのでは? 「自分の中ではハードと思っても嫌だとは思いませんね。追い込むの好きだったんで(笑)」 ――おお…偉いなあ。 <次ページ> 「2年秋以降、トップ選手との練習増える」 |