北田尚輝 全日本選手権男子ビーチフラッグス優勝記念インタビュー(2)−2

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――実際の監視に取り入れた例は?

「夏の監視活動自体に取り入れたことは余りないですね。三浦の監視体制は良いと思っているので。オフ期間の過ごし方とか宿舎での過ごし方とかですかね」



――宿舎での過ごし方…気になりますね

「朝アラームで起きることですかね(笑)」



――それだけですか??

「夏の始めから取り入れたものはそれですかね。小さいことのようで大きいことです(笑)。あとは夏中に少しづつここはこうしたらいいんじゃないかって変えていったとこですね」



――失礼しました(苦笑)。私も現役時代('96~99年)、朝アラームで起きるために前日夜からの過ごし方を守ってたりしていましたのでお気持ちよく分かります。

「アラームというかアラーム音で起きることですね。自分が1,2年のときは携帯のバイブで起きてましたから(笑)」



――あ、何となくその違い分かる!!学年上がると起きる時間遅くなりませんか??3年目からはチューブテスト(看護テスト)を取るための練習(※)が少なくなる傾向ありますからね。

※チューブテスト・看護テスト:三浦海岸S.L.S.C.独自のもので新人ガード(監視員)が直接的な救助活動に出るための基準として設定されている。看護員も救護本部での一定以上の応急処置と現場での指揮、補助が出来る基準として同様に設定。原則シーズン中(8月末前後)の全員合格が求められ、指導は主に2年目が担当する。



「なります。夏色々変えたんですが、それを自分たちの意見で変えたのか、他浜からの意見を参考にして変えたのか曖昧なところが多いですね(笑)」



――多分夏は目まぐるしく過ぎて行くから一つ一つ憶えているのも難しいかもしれませんね。

「そうですね!目まぐるしいです(笑)」



――先ほどのオフ期間の過ごし方を変えたというのは、他クラブとの合同練習を取り入れたということですか?

「そうです。後は練習を今までは週1午前中にやっていたのですが、12月までは午前午後の2部練にして2週に1回と回数を減らしたことですね。年明けは今までは週1午前練だったのですが、今年は週1午前午後2部練で練習量を増やしました」



――合同練習の効果は何か見えました?

「新しい練習の方法や実力者の方との練習で充実したことに加えて、クラブ間での交流もできました」



――2週間に1回の2部練は経済的なことを考慮してですか?

「そうです」



――いいですね。週1回の2部練、これは量を増やしてどの練習に費やしたのですか?

「やはりレスキュー練です。今年はバッジテスト(※)の内容を増やしたのでその練習もしました」

※バッジテスト:2年目以上のチューブ/看護テスト合格者がシーズン入りを前に行う試験。



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「消防士志望です」



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